この記事では、「やっぱり」と「さすがに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やっぱり」とは?
「やはり」の砕けた言い方が「やっぱり」です。
意味は、以前と、また他と比べて違いがないこと。
予測していた通りになること。
色々と考えてみても結局は同じ結果になること。
です。
言い換えれば、「案の定」や「思っていた通り」「狙い通り」「予想通り」「いつも通り」などになります。
「やっぱりそうなったか」や「やっぱり来たか」「やっぱりダメだったか」などといった形で使用します。
「さすがに」とは?
「さすがに」の意味は、それまでの状況の当然の結果。
現状を認めざるを得ない。
です。
「さすがに」の場合、「さすがに」の一言で言いたいことを相手に伝えることはできません。
実際には「さすがに」の後に続く言葉が言いたいことになります。
例えば、「さすがにそれはダメだ」の場合、「ダメ」と言うことが言いたいことです。
言い換えれば、「違わない」や「だけのことではある」「期待通り」「いくらなんでも」などになります。
「やっぱり」と「さすがに」の違い
「やっぱり」と「さすがに」の違いを、分かりやすく解説します。
「やっぱり」は予想通りになること。
「さすがに」は現状を認めざるを得ないこと。
このような違いがあります。
例えば、「やっぱりできない」の場合、できないと思っていながらも実際に行おうとして、結果できないことを意味します。
一方、「さすがにできない」の場合は、やらなければいけないことは理解しながらもやることはできないことを意味します。
「やっぱり」の例文
・『旅行から戻ると、やっぱり家が一番だと毎回思います』
・『自炊すると言っていた息子ですが、忙しくなるとやっぱり自炊は無理だったようです』
「さすがに」の例文
・『仲間からの頼み事でしたが、内容を聞きさすがに無理だと断りました』
・『さすがに、そろそろ帰らないと暗くなって危ないと子どもたちに伝えました』
まとめ
「やっぱり」と「さすがに」には以上のような違いがあります。
そのため、正しい使い分けが必要です。
