「ややこしい」と「紛らわしい」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ややこしい」と「紛らわしい」の違いとは?違い

「ややこしい」「紛らわしい」はよく似たニュアンスで使われる言葉ですが、具体的に何が違うのでしょうか。

この記事では、「ややこしい」「紛らわしい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ややこしい」とは?

「ややこしい」とは、「込み入っていて面倒である」という意味で使われる言葉です。

まだ何もできない小さな赤ん坊のことを古い言い方で「ややこ」といいます。

「ややこしい」は一人では何もできない赤ん坊を世話するような面倒さを表す言葉です。

一般的にはすっきりしておらず複雑で扱いがめんどくさい時に用いられる表現です。

複雑さや扱いづらさといった客観的な様子に加え煩わしさやうざったさなど嫌気が指すニュアンスも含みます。


「紛らわしい」とは?

「紛らわしい」とは、「他のものとよく似ていて見分けにくい」という意味で使われる言葉です。

あるものが多くのものの中に混じって分からなくなることを「紛れる」といいます。

「紛らわしい」はあるものが紛れてしまいやすい様子を表す言葉で、一般的には他のものとよく似ていたりはっきりしていなかったりなど別のものに間違えてしまいやすい場合に用いられる表現です。


「ややこしい」と「紛らわしい」の違い

「ややこしい」「紛らわしい」の違いを、分かりやすく解説します。

「ややこしい」「紛らわしい」の違いは「混同」です。

どちらも物事に分かりやすさが欠けている様子を表しますが「ややこしい」は複雑で理解に出手間取ることを意味するのに対し「紛らわしい」はよく似た別物との混同しやすさを表します。

単独での面倒を表す言葉が「ややこしい」で、他のものとの混同を招く扱いにくさを表すのが「紛らわしい」という違いで区別されます。

「ややこしい」の例文

・『解くまでに時間がかかるややこしい問題』
・『利害関係に加えて感情的な問題も絡むのでややこしい』

「紛らわしい」の例文

・『紛らわしい広告は誤解を招く』
・『紛らわしいので目印をつけておく』

まとめ

「ややこしい」「紛らわしい」はどちらも厄介な様子を表しますが、厄介さの中身が違います。

言葉が表す意味を正しく理解して使い分けましょう。

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