「迷惑」と「危害」の違いとは?分かりやすく解釈

「迷惑」と「危害」の違いとは?違い

この記事では、「迷惑」「危害」の違いを分かりやすく説明していきます。

「迷惑」とは?

「迷惑」「めいわく」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある人の行為により、他の人が不利益になったり、不快になったりすること」という意味で、誰かのすることが他人に悪い影響をもたらし、嫌な気持ちにさせることです。

2つ目は「仏教用語で、どうしてよいか戸惑うこと」という意味で、決断できず悩むこととです。


「迷惑」の言葉の使い方

「迷惑」は名詞・形容動詞として「迷惑だ・である」「迷惑する・した」「迷惑行為」などと使われます。

仏教由来の言葉で、「道理に迷うこと」という意味でしたが、次第に「戸惑う」「どうして良いのか分からない」という意味になり、更に転じて「苦悩する」「被害をこうむる」という意味になりました。


「危害」とは?

「危害」「きがい」と読みます。

意味は「身体や命・物品を損なうほどの災いが生じること」で、実際に人の身体や物品を傷付けたり、損なう様な危険な様子を表します。

「危害」の言葉の使い方

「危害」は名詞として「危害を加える・加えた」「危害を与える・与えた」などと使われます。

「危」「あぶ(ない)」とも読み、「害する・そこなう」という意味、「害」「生命を途中で断つ・そこなう・傷つける」という意味、「危害」「生命をそこなうこと」「傷つけること」になります。

「迷惑」と「危害」の違い

「迷惑」「ある人の行為により、他の人が不利益になったり、不快になったりすること」です。

「危害」「生命をそこなうこと」「傷つけること」です。

「迷惑」の例文

「迷惑」の例文は以下の通りです。

・『上の階の騒音に迷惑している』
・『うっかりミスにより皆に迷惑をかける』
・『迷惑駐車を通報する』

「危害」の例文

「危害」の例文は以下の通りです。

・『人に危害を加えるスズメバチを駆除する』
・『大人しくしていれば危害は加えない』
・『人に危害を加えないならば放っておくしかない』

まとめ

今回は「迷惑」「危害」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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