この記事では、「毛並み」【けなみ】と「毛足」【けあし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「毛並み」とは?意味
動物の毛が美しく生えていることを「毛並み」【けなみ】といいます。
「毛並みがいい」と使われていますが、この意味はかなり毛の状態が良く、艶とコシがあるしっかりした毛で素晴らしいと評価しているわけです。
このような「毛並み」がいい犬や猫は内臓に問題がなく、いたって健康であることが分かるため、ぱっと見て状態を判断するバロメーターになっています。
「毛足」とは?意味
敷物の毛の長さがきれいに揃っていることを「毛足」【けあし】といって、いかに肌触りがいいか表せる言葉です。
動物の毛を使った敷物が素晴らしいと評価するには、毛の長さがまばらではなく、すべてが同じ長さに揃っているかが問われます。
長さが揃うことで模様も美しく出ますので、職人はそこに注意して織り上げるわけです。
「毛並み」と「毛足」の違い
「毛並み」と「毛足」の違いを、分かりやすく解説します。
生き物の毛がきれいに整えられていて毛玉も絡みもなく、艶もあって肌触りがいい状態を例えるとき「毛並み」といいます。
「毛並みの変わった色」と例えれば他の犬とは違い、個性的な見た目であるところが魅力的と伝えられるわけです。
もう一方の「毛足」は、敷物の表面に立っている毛を意味しています。
「毛足が短すぎる」といえば毛の長さがいかに短いか表せます。
商品の良し悪しは「毛足」でもあるため、評価する者はそこを重点的に審査し、職人も丁寧に揃えるのです。
「毛並み」の例文
・『毛並みが揃った犬は人気があり、高値で販売される』
・『健康状態に不安があるものは毛並みが悪いので検査が必要』
「毛足」の例文
・『毛足が揃っているペルシャ絨毯は価値が高くなる』
・『毛足の長い毛布は暖かく、寒い冬場でもぐっすりと寝られる』
まとめ
どちらも毛が揃っているか評価できる部分ですが、毛の状態を意味する言葉か、長さを表すかの違いがありますので、自分なりに使い分けてみるといいでしょう。