「密閉」と「密室」の違いとは?分かりやすく解釈

「密閉」と「密室」の違いとは?違い

「密閉」「密室」はどのような意味の違いがありどんな基準で使い分けられているのでしょうか。

今回は、「密閉」「密室」の違いを解説します。

「密閉」とは?

「密閉」とは、「隙間なくぴったりと閉じること」を意味する言葉です。


「密閉」の使い方

空間を他の空間から完全に遮断するように出入り口をぴったりと閉じ隙間なく塞ぐさまを表します。

一般的には外部と内部とで個体の出入りが無い状態を表し、異物の侵入を遮断して食品を保存したり水に沈めても内部が濡れないよう隙間を完全に埋めたりした状態を指す表現です。


「密室」とは?

「密室」とは、「外部から入ることのできない状態の部屋」を指す言葉です。

「密室」の使い方

ドアに鍵がかかっているなど外から内部に侵入する手段のない部屋や空間を指します。

一般的に人の出入りが不可能な状態の部屋を指すので人以外のものが侵入可能であっても人が入れなければ「密室」です。

例えば換気扇が動いていて換気されている部屋は外部とのつながりがあり完全に閉じられているわけではありませんが、鍵がかかっていて人が入れなければ「密室」に当たります。

「密閉」と「密室」の違い

隙間なく閉じている状態が「密閉」、閉じられていて人が入れない状態の部屋が「密室」という違いで区別されます。

「密閉」はお菓子の袋から宇宙ステーションまであらゆるものに対して使える表現なのに対し、「密室」は人が出入りして利用する部屋や空間のみに使える表現です。

「密閉」された状態の部屋や場所が「密室」に当たります。

「密閉」の例文

・『容器を密閉する』
・『密閉しておいたので元の状態のままだ』

「密室」の例文

・『鍵がないので誰も入れない密室だ』
・『密室で殺人事件が起きるとは不可解である』

まとめ

「密閉」「密室」はどちらも内部と外部を遮断して塞ぐ様子を表す言葉ですが塞がれているものが異なります。

何が塞がれているのかに注目して正しく使い分けてください。

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