「内蔵」と「内臓」の違いとは?分かりやすく解釈

「内蔵」と「内臓」の違いとは?違い

「内蔵」「内臓」はとても似ている漢字であり、間違いやすいものとして有名です。

この記事では、「内蔵」「内臓」の違いを分かりやすく説明していきます。

「内蔵」とは?

「内蔵」とは内部に物体などを持っていることを示す言葉です。

「内蔵」は機械の中に存在する部品や機器、回路などから、物事の内部にある事柄や可能性を示す時にも使うことが可能です。

後者の例としては「危険性の内蔵」という使い方があります。

「内蔵」はこれ以外にも「うちくら」と読むことが可能であり、古代日本における朝廷の官物を収めた蔵を示す時に使います。


「内臓」とは?

「内臓」とは動物の体腔内に存在する器官を示す言葉であり、様々な機能を持っているのが特徴です。

「内臓」には色々な種類があり、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器、内分泌器は様々な役割を果たしています。

「内臓」はこれらの総称であり、それぞれの部位にはさらに別の名称を使うことが可能です。

「内臓」の中でも五臓六腑は東洋医学の概念であり、これを用いた慣用句には「五臓六腑に染み渡る」があります。

「内臓」は沢山の器官があり健康診断ではそれぞれ個別の検査が必要になります。

「内臓」に脂肪が着く症状は「内臓脂肪」と呼ばれており、生活習慣病のリスクを高めることから普段からの予防が大切です。


「内蔵」と「内臓」の違い

「内蔵」は内部に存在することを示す言葉であり、「内臓」は動物の体腔内に存在する器官を示す言葉です。

「内蔵」の例文

・『最新のパソコンなのでSSDが内蔵されています』
・『内蔵されているロケットパンチで攻撃した』

「内臓」の例文

・『内臓脂肪の検査が少し悪かったので、運動を増やしたいと思います』
・『内臓は昔から強い方ではないので、お酒は控えてます』

まとめ

「内蔵」「内臓」はとても似ている漢字ですが、意味は全く違うので覚えておきましょう。

「内臓」の悪化は様々な症状や生活習慣病を引き起こします。

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