この記事では、「貪欲」【どんよく】と「強欲」【ごうよく】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「貪欲」とは?意味
とても欲が強いことを「貪欲」【どんよく】といい、欲深くて執着心のかたまりである人を指します。
人の物であっても自分のものにしたいと思えばどのような手段を使ってでも手に入れてやろうと思いますし、お金が欲しいと感じれば盗んでしまうといった手段に出る強引さがあるのです。
反対に、「貪欲」なまでに勉強に励んだとか、仕事して成果を出すといい意味でも使われています。
「強欲」とは?意味
とても欲が深い人を「強欲」【ごうよく】といいます。
欲張りよりも欲深い人であり、相手が嫌がっていても自分の意のままにしてやろうと強引な考えと行動で意のままにしてしまうのです。
あまりいい意味で使われている言葉ではなく、ゆすってはお金を奪い取ったり、嫌がっていても物を奪うひどいやり方する欲深い人との意味があります。
「貪欲」と「強欲」の違い
「貪欲」と「強欲」の違いを、分かりやすく解説します。
権力が欲しいと思えば目上の者であっても立ち向かっていき、その地位を奪い取ってしまうほど非常に欲深いのが「貪欲」といいます。
他には勉強して大学に受かってやるという熱心さや、仕事を集中してこなし、いい結果を残してやるという気持ちを「貪欲なまでに頑張る人」といい意味で使うわけです。
もう一方の「強欲」は人を騙して金銭を奪ったり、夫の財産にたかって使い果たしてしまう人を意味します。
「貪欲」の例文
・『彼は貪欲な人で、私の親を騙しては家を奪い取った』
・『息子は医者になりたいと、貪欲なまでに医学の勉強している』
「強欲」の例文
・『兄は強欲な人で、お金が無くなると家族にお金をたかってくる』
・『強欲すぎる妹は、金持ちの男としか付き合わないと決めている』
まとめ
どちらも人の欲を表す言葉ですが、いやしさを感じる欲張りを「貪欲」といい、卑劣なほど欲深いことを「強欲」と覚えておくといいでしょう。