「禊」と「祓」の違いとは?分かりやすく解釈

「禊」と「祓」の違いとは?違い

この記事では、「禊」【みそぎ】と「祓」【はらえ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「禊」とは?意味

己の身体についている悪いものを水で洗い流して取り除くことを「禊」【みそぎ】といいます。

今まで生きてきたなかで、人間は人を泣かせたり、物を奪い取る、言葉の暴力で相手を追い込むなど何かしら悪いことをするでしょう。

そのような悪い行為を穢れがない水でしっかり流して払い除けば清らかな身と心になり、人生を前向きに生きられるでしょう。


「祓」とは?意味

神を祭るとき、人の身体についた悪い穢をきれいに除いてから儀式に参加するとき行うのが「祓」【はらえ】です。

日本では、神聖な神に祈るときは心の穢も洗い流すことで神聖なる神に失礼がないよう体を清め、心の穢れも洗い流して清潔な状態で儀式に挑むことが大事と考える民族の宗教的な行事するとき「お祓い」します。


「禊」と「祓」の違い

「禊」「祓」の違いを、分かりやすく解説します。

川や海の水で身体を清め、自分についている穢や罪を洗い流して清らかな気持ちで行うのが「禊」です。

清めた後は、祓神に悪いことした自分の罪を懺悔するために祈ります。

一般人だけはなく、神事に通じる者が修行のために行う儀式であり、己の失敗を神に伝えて許しを請うのです。

もう一方の「祓」は、自分についている穢れを清めることで邪気を取り除くという違いがあります。

「禊」の例文

・『自分で努力して悪い罪を清めるのが禊の意味になる』
・『禊は神様に悪いことをしないと約束するため水で身を清める』

「祓」の例文

・『神を頼って自分についた穢れを取り除くのが祓の意味である』
・『日本では古来より祓という風習を大事にしてきた国である』

まとめ

どちらも自分についた悪いものを除くことが目的ですが、「禊」は自分で努力して悪いことを洗い流すために行うものであり、「祓」は神にすがるために身を清めるという行為と覚えておくといいでしょう。

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