「増やす」と「殖やす」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「増やす」と「殖やす」の違いとは?違い

この記事では、「増やす」「殖やす」の違いを分かりやすく説明していきます。

「増やす」とは?

「増やす」とはものの数量を大きくすることです。

数量を大きくする言葉として幅広く使われます。

1個を100個にするような何倍以上にすることも、1万個に1個だけ加えるようなごく僅かに大きくすることも含みますし、何の数量を大きくするかも問いません。

食べ物道具生き物お金などなど、どんなものを対象にしても数量を大きくすることとして使える言葉が増やすです。


「殖やす」とは?

「殖やす」とは財産や生き物の数量を大きくすることです。

財産のようなお金の数量を大きくすることにも使われる言葉ですが、特に生き物が子を産み個体数を大きくすることに関して使われます。

殖という字も繁殖や生殖というように、動物や植物が子孫を増やすことを指す言葉に使われる字です。

そのため基本的には生き物が子孫を産んで数が多くなることの表現に使われる言葉であり、それとは別に財産についても使われている言葉と言えます。


「増やす」と「殖やす」の違い

「増やす」「殖やす」の違いを、分かりやすく解説します。

何かの数量を大きくする多くすることが「増やす」で、その中でも生き物の数や財産を大きくすること多くすることが「殖やす」です。

「増やす」は何にでも使える言葉ですが、「殖やす」は主に動植物に使う言葉で、動植物とは別に財産についても使われます。

「増やす」の例文

・『薬の量を増やす』
・『ジムに行く回数を増やす』

「殖やす」の例文

・『飼っているメダカを殖やす』
・『効率的に財産を殖やす』

まとめ

数量を大きくするなら何にでも使える言葉が「増やす」で、それが生き物や財産の数量なら「殖やす」が使えるというのが両者の違いです。

基本的には「増やす」と言っておけば問題なく無難で、「殖やす」は生き物が子を作る言葉に使われる殖が使われているから生き物の数に使われると考えるといいでしょう。

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