この記事では、「生徒」と「学生」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生徒」とは?
「生徒」は、学校に通い学ぶ人を指す言葉です。
「生徒」という呼び方は、法律で決められており、中等教育にあたる中学校、高校に通う人までを「生徒」と表現します。
例えば、学校生活において、「生徒諸君は」「生徒の皆さんは」といったフレーズをよく見聞きしますが、小学校では「児童」と表現することが定められているため、立場や状況によって正しく使い分ける必要があることが分かります。
「学生」とは?
「学生」は、学校に通い学ぶ人を指す言葉ですが、大学、大学院、短期大学、高等専門学校などの高等教育を受けている人を対象とした呼び方です。
「学生」という表現も法律で定められており、立場や状況で使いわけが必要です。
「学生」が主導的に組織を形成し、学校生活や政治活動などに対し問題提起や社会運動を起こすことを「学生運動」と呼びます。
この「学生」の言葉から、どの世代の人たちの運動であるか理解できるわけです。
「生徒」と「学生」の違い
「生徒」と「学生」は、どちらも学校に通い学びを得ている人を指す言葉ですが、言葉のニュアンスに明確な違いがあります。
「生徒」と「学生」という呼び方の表現については、学校教育法という法律が定めており、中学・高校までを「生徒」とし、短大・大学・大学院・高専(高等専門学校)を「学生」としています。
例えば、中学・高校に通っていることを証明する手帳を「生徒手帳」といい、それ以上の高等教育を受けていることを証明する手帳を「学生証」といいます。
このどちらかを提示することで、どの世代であるか、どのような教育段階であるかが分かる仕組みともいえます。
また、「生徒」によって運営される活動組織を「生徒会」といい、「学生」によって運営される活動組織を「学生自治会」「学友会」「学生会」などといいます。
まとめ
いかがでしたか。
「生徒」と「学生」は、どちらも学校に通う人を意味しますが、厳密には法律で定められた呼び方であることがわかります。