「生贄」と「身代わり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「生贄」と「身代わり」の違いとは?違い

この記事では、「生贄」「身代わり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生贄」とは?

「生贄」「いけにえ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「宗教の儀式で、神の怒りを鎮める為や、神の加護を願う為などで、供物として生きたと動物を捧げること、宗教によっては対象が人となることもある」という意味です。

2つ目は転じて、「日常において、大切な人やものごとの為に、自分の生命や名誉、利益などを投げ捨てること」という意味です。


「生贄」の言葉の使い方

「生贄」は名詞として「生贄を捧げる・捧げた」「生贄になる」などと使われます。

「生」「生ける」の連用形で「生きている」という意味、「贄」「神に供えるささげ物」「贈り物」という意味、「生贄」「神に備える生きている捧げ物」、転じて「大切なもののために、自分を捧げること」になります。


「身代わり」とは?

「身代わり」「みがわり」と読みます。

意味「他人の立場、役割、責任などを、代わって引き受けること」です。

他人が被るべき不幸や災難などを、全て自分が代わりに負うことを表します。

「身代わり」の言葉の使い方

「身代わり」は名詞として「身代わりになる・なった」「身代わり地蔵」などと使われます。

「身」「人の身体」「社会的な地位や立場」という意味、「代わり」は動詞「代わる」の名詞形で、「ある役割を他のものがする」という意味、「身代わり」「社会的な地位や立場、役割などを、本人ではなく他のものが引き受けること」になります。

「生贄」と「身代わり」の違い

「生贄」「神に備える生きている捧げ物」、転じて「大切なもののために、自分を捧げること」です。

「身代わり」「社会的な地位や立場、役割などを、本人ではなく他のものが引き受けること」です。

まとめ

今回は「生贄」「身代わり」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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