「磁場」と「磁界」の違いとは?分かりやすく解釈

「磁場」と「磁界」の違いとは?違い

この記事では、「磁場」「磁界」の違いを分かりやすく説明していきます。

「磁場」とは?

磁場は、じばと読むのが一般的な言葉となっています。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、じしゃくの両極が引き合う力等の意味を持つ磁の漢字に、ばしょといった意味を有する場の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ磁場は、磁石が持つ磁極に対して力を及ぼす様な場を示すのです。

そういった場に対して、理学の分野ではこの磁場の言葉を用いて表現しています。


「磁界」とは?

磁界は、じかいと読むのが正解な言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、鉄を引きつける力やじしゃくのS極とN極で引き合う力といった意味の磁の漢字に、区切りとかしきり等の意味がある界の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。

以上の事から磁界は、磁力が働いていたり生じている空間を表すのです。

特に工学の分野においては、そういった磁力のある所を磁界という風に呼んでいます。


「磁場」と「磁界」の違い

磁場と磁界の漢字表記を並べた上で見比べてみると、2文字目の漢字が場と界という違いがある事に直ぐに気付けるものです。

所が最初の漢字は同じ磁である上に、どちらも磁力に関連した意味を所有しています。

それ所か、磁力の働いている場や空間といった同じ意味を表現する言葉同士です。

とはいえ違いを見出すとすれば、磁場は理学系の分野で用いられる言葉であり、磁界の方は工学系の分野で使われている言葉となっています。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも磁力が存在する場所や空間といった同じ意味を指し示すのです。

同じ意味合いを持つ言葉同士であるものの、2文字目の漢字が違う上に、使われ方に関しても相違点を見出す事が出来ます。

ちなみに磁場は、理学系の分野において、磁石や電流の周囲の様な磁力が働く場所を意味する言葉となっているのです。

対する磁界は、同じ意味でこちらは工学の分野で駆使されています。

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