「下痢」と「軟便」の違いとは?分かりやすく解釈

「下痢」と「軟便」の違いとは?分かりやすく解釈違い

「下痢」「軟便」どちらも腹が不調の時に出る便を指す言葉です。

この2つはどのような違いで区別すればいいのでしょうか。

今回は、「下痢」「軟便」の違いを解説します。

「下痢」とは?

「下痢」とは、「便の水分が過剰で水に近い状態」を意味する言葉です。


「下痢」の使い方

いわゆるお腹を壊している状態やそのような不調の時に排泄される便を指します。

健康な状態で出る便は適度に水分が含まれ硬さがありしっかりと形を保っていますが、腸の異常により適正に水分が吸収されずほぼ水に近いような状態で下される便を「下痢」といいます。

水のような便の状態を指す意味とそのような便を排出する腹の調子が悪い状態を指す意味の2つの意味で使われる言葉です。


「軟便」とは?

「軟便」とは、「水分が多く通常よりも軟らかい状態の便」を指す言葉です。

「軟便」の使い方

健康な状態に比べて水分が多く柔らかい状態で排泄される便を指します。

全体として水分が多く柔らかいものの液状ではなく形を保っている状態の便が「軟便」です。

腸で十分に水分を吸収されないまま排泄されることが主な原因で消化器官の調子が悪い時に見られます。

「下痢」と「軟便」の違い

「下痢」「軟便」の違いは「便の水分量」です。

水分量が過剰でほとんど液状に近く固形ではない状態の便が「下痢」、通常に比べて水分量は多いものの形は保っていて固形と呼んでも差し支えのない便が「軟便」という水分量によって決まる状態の違いで区別されます。

どちらも消化器官の調子が正常であれば見られるものではなく、このような便が排出される時は腸の不調が疑われます。

「下痢」の例文

・『下痢で苦しむ』
・『腹を壊して下痢になってしまった』

「軟便」の例文

・『ずっと軟便が続いている』
・『軟便だが腹の痛みはない』

まとめ

「下痢」「軟便」はどちらも消化器官の不調によるものです。

一過性ならそれほど心配ありませんが長く続く場合は病気の可能性があるので医師の診察を受けましょう。

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