この記事では、「流言飛語」と「妄誕無稽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「流言飛語」とは?
流言飛語は、りゅうげんひごと読むのが正しい読み方です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、根拠のない噂を言い触らすといった意味を持っている流言の文字に、根拠のない噂といった意味を所有する飛語の文字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から流言飛語は、口伝てに伝わる根拠のない話や情報を示すのです。
「流言飛語」の言葉の使い方
流言飛語は、口伝てに広まる確証や根拠のない情報といった意味の言葉として用いられています。
要するに嘘か真実か定かではない情報や話が、口伝てに多くの人々に伝わってしまう事を意味する言葉として、使用されているのです。
「妄誕無稽」とは?
妄誕無稽は、もうたんむけいと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、言説に根拠がないという意味の妄誕の漢字に、根拠がないやでたらめといった意味がある無稽の漢字を付け足す事により成立した言葉です。
なので妄誕無稽は、根拠のないでたらめという意味を表します。
「妄誕無稽」の言葉の使い方
妄誕無稽は、嘘偽りという意味の言葉として使われているのです。
真実であるという根拠が何もない様な、非現実的な事に対して、この妄誕無稽の言葉が使用されます。
「流言飛語」と「妄誕無稽」の違い
流言飛語と妄誕無稽の漢字表記を比べてみると、使われている漢字も読み方も全く違う言葉同士であると気付けるものです。
所が指し示す意味合いに似ている部分が見られるので、混同する恐れはないとは言い切れません。
ただし流言飛語は、口伝てにより広まる根拠がない情報を示します。
一方の妄誕無稽は、根拠が存在しないでたらめを表すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字もなく、読み方も似てはいません。
ですが表現する意味合いには、似ている所があるのできちんと使い分けを行うなら、それぞれの言葉の意味を理解する事が大事です。
ちなみに流言飛語は、口伝てに伝えられる根拠のない話といった意味の言葉として用いられています。
対する妄誕無稽は、嘘偽りや根拠がないでたらめ、といった意味の言葉として使われているのです。