「臨機応変」と「朝令暮改」の違いとは?分かりやすく解釈

「臨機応変」と「朝令暮改」の違いとは?違い

この記事では、「臨機応変」「朝令暮改」の違いを分かりやすく説明していきます。

「臨機応変」とは?

「臨機応変」とはその場面ごとに柔軟な対応で適切な対処をすることです。

臨機と応変という2つの熟語が合わさった言葉ですがどちらもその場で適切な対応をすることという似たような意味なので、同じ意味の言葉を繋げて意味を強調するタイプの言葉と言えます。

状況に合わせた適切な対応をすることなので状況が変わればさっきまでと言うことややることが変わることもありますが、「臨機応変」という場合いうことややることが変わるのは問題視されず良い言葉として扱われます。


「朝令暮改」とは?

「朝令暮改」とは方針や状況などが人の意見ですぐに変わって安定しないことです。

不安定な政権から朝に出された法令が夕方にはもう改定されていて、住民はどうすればいいのかわからず混乱してしまったという故事から来ています。

問題が発覚したからすぐに対応したと言えば聞こえはいいですが、上からの命令がコロコロと変わるのはいたずらに混乱を招くだけなので悪い意味として使われる言葉です。


「臨機応変」と「朝令暮改」の違い

「臨機応変」「朝令暮改」の違いを、分かりやすく解説します。

場面に応じて柔軟に対応し適切な対処をすることが「臨機応変」で、方針や命令など行動の指針がすぐに変化して安定しないことが「朝令暮改」です。

「臨機応変」は適切な対応という意味から良い言葉として使われますが、「朝令暮改」は現場に混乱を招く悪いこととして扱われます。

まとめ

状況が変わっても柔軟な対応ができることが「臨機応変」で、上からの命令がすぐに変わって現場に混乱を招くのが「朝令暮改」と考えると両者の違いがわかりやすいはずです。

柔軟な考えを持っているつもりの上司は「臨機応変」なつもりで「朝令暮改」になることも多いので違いがわからないかも知れませんが、現場に混乱や迷惑が生まれないかや問題に対処できるかが「臨機応変」「朝令暮改」の境目と言えるでしょう。

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