「ビーフン」と「カダイフ」の違いとは?分かりやすく解釈

「ビーフン」と「カダイフ」の違いとは?違い

この記事では、「ビーフン」「カダイフ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ビーフン」とは?

じゃが芋や甘みがあるとうもろこしを使い澱粉【デンプン】を麺状にした食品を「ビーフン」といいます。

秦の皇帝が君臨した紀元前の220年頃に登場したこの食品は、長江以南に北方の兵士が入り込んだとき、その土地では米を主食としていました。

しかし、麺を好んで食べていた兵士たちは米を挽いて麺にしたところから「ビーフン」が生まれたのです。

水分を抜いて乾燥させて携帯できるようにしたものを、第二次世界大戦で東南アジアに行った日本人の兵隊が味を覚えて帰還し、国内で食べたことで広まりました。


「カダイフ」とは?

小麦粉で作られているのが「カダイフ」といいます。

“kadaif”と書くこの料理はトルコが発祥であり、水分を抜いて保存できるように乾燥させた麺を指すわけです。

中東アラビア半島では甘いおやつとして作られていたクナーファであったものが、欧米では料理に用いられるようになりました。

日本では中華料理によく使われていて、代表的なものとしては海老チリや揚げ物の下に敷いて料理が盛り付けられるとき使うわけです。

ほどよく油や汁を吸い込むと料理がさっぱり食べられるようになります。


「ビーフン」と「カダイフ」の違い

「ビーフン」「カダイフ」の違いを、分かりやすく解説します。

中国の南部でよく食べられている「ビーフン」は東南アジア、欧米、米国でも人気があります。

日本ではインディカ米を原料に使い、粘り気がなく、つるっとした喉越しが楽しめる料理として提供する麺です。

鍋に入れたり、炒めて食べられている食品になります。

もう一方の「カダイフ」は小麦粉が原料であり、トルコでよく食べられているものです。

甘みがあり、油を吸うほどよい弾力と吸い込んだ味とあいまって、海老に巻きつけて揚げたり、チーズを挟んでから焼き色が付くまで焼き上げる料理にします。

ぱりっとした食感と油を吸えばやわらかくなる口当たりといった2度の楽しみ方が味わえる料理です。

そんな「カダイフ」は天使の髪という意味があるように、細い麺状になります。

まとめ

どちらも麺を指すものですが、原料に違いがあったり、調理の仕方などが異なりますので、自分なりに異なる点を食べ比べてみるといいでしょう。

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