この記事では、「為政者」と「政治家」の違いを分かりやすく説明していきます。
「為政者」とは?
「為政者」とは政治を執り行っている人です。
領土や社会を統治するための権限を持っており、責任を持って政を司っている人達を指します。
政権を持っていて実際に政治を回す立場にある人達と言えばイメージしやすいでしょう。
民主主義の国では政権を握っている政党だけでなく政権を握れていない野党もいるものですが、政権を握っている政党だけが為政者であり野党は為政者ではありません。
また民主主義ではなく王政の場合は国王とその臣下が為政者となります。
「政治家」とは?
「政治家」とは職業として政治に関わっている人です。
日本では総理大臣や国会議員などが代表的ですが、県知事などの地方自治体の首長も政治家に含まれます。
ただし政治に関わる職業の人と言っても、政治に関する記事のライターなどは含みません。
どういった政治をするかの議会に出席して口を出す資格がある与党や野党の人達や、実際に政策を各地方で実行する地方政府の人達などが政治家です。
「為政者」と「政治家」の違い
「為政者」と「政治家」の違いを、分かりやすく解説します。
政治を執り行う立場の人が「為政者」で、政治に直接口出ししたり実行する職業の人達が「政治家」です。
「為政者」は政権を握っている与党などの政治を行う権力を持っている人達だけを指しますが、「政治家」は政治を執り行える立場の人達だけでなく実際に政治を行う権利のない野党の人達も含みます。
まとめ
「為政者」は政治を直接執り行う権利を持っているのに対し、「政治家」は政治を執り行う権利を持っているかどうかは問わないというのが一番大きな違いと言えるでしょう。
基本的に国を治めるためのまつりごとに直接関わる職業として政治家というくくりがあり、その中でも実際に政治を執行できる権利を持っている人達が為政者と呼ばれるというのが両者の関係性になります。
