「異存なし」と「異論なし」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「異存なし」と「異論なし」の違いとは?違い

「異存なし」「異論なし」は同じような意味で使われますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「異存なし」「異論なし」の違いを分かりやすく説明していきます。

「異存なし」とは?

「異存なし」とは、「反対する気持ちがないこと」つまり「肯定して賛成すること」を意味する言葉です。

「異存なし」「異存」とはある考えに対する反対の気持ちのことです。

誰かの意見や考えに対して反対の気持ちがないこと、つまり肯定して賛同し認めることを「異存なし」と表現します。

一般的には示されたものに不服や不満がなくそのままで構わない気持ちを表明する時に使われる言い方です。


「異論なし」とは?

「異論なし」とは、「異なる考えがないこと」を意味する言葉です。

筋道に沿ってきちんと説明されるまとまった考えを「論」といい、ある考えや意見に対するそれとは異なる考えのことを「異論」といいます。

「異論なし」とは異論がないこと、つまり違う論がないので示されたものをそのまま認める気持ちを表す言葉です。


「異存なし」と「異論なし」の違い

「異存なし」「異論なし」の違いを、分かりやすく解説します。

「異存なし」「異論なし」はどちらも相手の考えや意見をそのまま受け入れて認める気持ちを表すの言葉です。

一般的にはほぼ同じ意味で使われている表現ですが「異存なし」は反対する気持ちがないことを強調しているのに対し「異論なし」異なる考えがないことを強調している、という違いがあります。

賛成と反対や承認と否認など2択で判断できる物事を認める場合は「異存なし」で、提示されたもの以外にも選択肢が考えられる物事を認める場合は「異論なし」と使い分けられます。

まとめ

「異存なし」「異論なし」はどちらも反対する気持ちや異なる意見がなくそのまま認める時に使う表現ですが、言葉のニュアンスは大きく違います。

どのような気持ちで肯定しているのかを基準に使い分けてください。

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