この記事では、「ピーマン」と「ししとう」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ピーマン」とは?
ナス科トウガラシ属の一種、原産地は中南米の熱帯地方です。
日本では5〜9月ころに多く出回っています。
スーパーでは1年中売られていますが、旬は夏です。
主な産地は茨城県、高知県、宮城県です。
1個当たりの重さは25〜40gほどです。
緑色のものは未熟な状態で収穫をしています。
枝についた状態で栽培を続けると、熟して赤色になります。
未熟なものと熟したものを比べると、熟したものの方がビタミンCやカロテンが多くなります。
また、甘みも増します。
熟すまで栽培するには手間がかかるので、未熟な状態で収穫をした緑色のものが多く出回っています。
「ピーマン」には独特の苦みがありますが、切る前に加熱をすると苦みを抑えられます。
炒め物、煮物、揚げ物、サラダなどにして食べられています。
「ししとう」とは?
ナス科トウガラシ属の一種、原産地は中南米の熱帯地方です。
日本で多く出回る時期は6〜10月ころで、旬は夏になります。
主な産地は高知県、千葉県、宮城県です。
1本の重さは3〜5gほどです。
トウガラシの仲間には、辛味のある「辛味種」と、辛味の少ない「甘み種」があり、「ししとう」は甘み種になります。
「ししとうがらし」ともいい、漢字では「獅子唐辛子」と書きます。
獅子の頭に形が似ていることから、このように呼ばれています。
緑色のものが多く出回っていますが、枝についた状態で熟させると赤色になります。
「ピーマン」と「ししとう」の違い
「ピーマン」と「ししとう」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもナス科トウガラシ属の一種ですが、それぞれ違う植物です。
見た目に違いがあり、「ピーマン」は楕円形で1個の重さが25〜40gほど、「ししとう」は細長い形で1本の重さが3〜5gほどです。
緑色の未熟な状態で収穫したものが多く出回っている点は似ています。
まとめ
ナス科トウガラシ属の一種である点は同じですが、それぞれ違う植物で、見た目に違いがあります。