この記事では、「海老で鯛を釣る」と「麦飯で鯉を釣る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「海老で鯛を釣る」とは?
海老で鯛を釣るとは、少しの元手やわずかな労力で大きな利益を得ることをいいます。
海老のような安いエサで高価な鯛を釣る様子を表したことわざです。
海老には伊勢海老や車海老といった高級なものもありますが、この場合の海老は値段が安いものという意味で使われています。
安価な小海老で釣りをしたのでしょう。
鯛は日本では昔から高級魚とされ、お祝いの席などに提供される食材でした。
「麦飯で鯉を釣る」とは?
少ない元手で大きな利益を得るという意味のことわざです。
少しの贈り物で大きなお返しをもらうといった意味もあります。
あまり一般的ではないので、知らない人も少なくありません。
麦飯は値段が安い食べ物を表していて、それに比べると鯉は立派な魚で値段も高いです。
そのため少しの元手で大儲けすることを麦飯をエサにして鯉を釣る様子に例えています。
「海老で鯛を釣る」と「麦飯で鯉を釣る」の違い
海老で鯛を釣るも麦飯で鯉を釣るも日本のことわざで、意味もほぼ同じです。
少しの元手で大きな利益を得ることを表しています。
同じ意味を持つことわざは他にもあり、蝦で鯛を釣るとか雑魚で鯛釣る、飯粒で鯛を釣る、しゃこで鯛釣るなどが挙げられます。
高級魚というと鯛をイメージする人が多いので、海老で鯛を釣るが最もよく知られています。
鯉は川や沼に生息している淡水魚で、食用になります。
新鮮な恋は刺身でも食べられますし、焼き魚にして食べたりもします。
ただし、鯉は全国的に食べる魚ではなく、食べる地域は限られます。
まとめ
海老で鯛を釣るも麦飯で鯉を釣るも少ない元手で大きな利益を得ることをいいます。
意味は同じですが、海老で鯛を釣るの方が麦飯で鯉を釣るよりも広く知られています。
麦飯で鯉を釣るということわざは知らない人も多いです。