この記事では、「かぼす」と「ライム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「かぼす」とは?
「かぼす(香母酢・臭橙)」とは、ミカン科ミカン属に分類されている常緑低木や小高木のことを表しています。
柑橘類の一種で、「ゆず(柚)」の近縁種になります。
「かぼす」は大分県が原産とも言われています。
「かぼす」の開花時期は5月〜6月で、5弁花の白色の花をつけます。
8月〜12月に、球形の果実がなります。
緑色ですが、熟すと黄色くなります。
緑色の果実を収穫します。
「かぼす」の果実や果汁は、酸味が強いのが特徴で、食用に用いられています。
酢のように使ったり、ジュースや菓子などに利用されています。
「ライム」とは?
「ライム」とは、ミカン科ミカン属に属している常緑低木、小高木のことを指し、柑橘類の一種です。
インド、ミャンマー、マレーシアなどの熱帯域が原産と言われています。
「ライム」は5月〜6月に5弁花の白色の花が咲きます。
「ライム」の果実がなるのは9月〜翌年の5月で、形がレモンに似ていて緑色をしています。
果実の収穫は緑色のうちに行います。
「ライム」の果実や果汁は、ジュースや酒、料理などの食用に利用されています。
「かぼす」と「ライム」の違い
「かぼす」と「ライム」の違いを、分かりやすく解説します。
「かぼす」の原産は日本ですが、「ライム」はインドなどの熱帯地域です。
また、「かぼす」は酸味が強いですが、「ライム」は酸味の強い「サワーライム」と、酸味の弱い「スイートライム」があります。
「かぼす」と「ライム」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「かぼす」の別称には、「カボスキシュウミカン」、「カボユス(香母酢柚)」、「シャンス」があります。
また、「かぼす」の英語表記は「Kabosu」になります。
そして、「ライム」は英語で「Lime」、「Key lime」と表記します。
「かぼす」と「ライム」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。