この記事では、「ガマズミ」と「オオカメノキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ガマズミ」とは?
ガマズミとはガマズミ科ガマズミ属に属する植物で、秋になると赤い実をつけることで知られています。
実は生でも食べられますが、酸っぱいです。
果実酒にして飲むこともあります。
ガマズミは東アジアに分布していて、日本では本州から九州まで幅広く分布しています。
ガマズミという名前の由来は、諸説あります。
「かがずみ」という赤い実を指す言葉が変化したものという説もありますし、枝を道具の鎌の柄に使っていたことから「鎌(カマ)」、酸味があることから「酸実(すみ)」となったという説もあります。
「オオカメノキ」とは?
オオカメノキもガマズミ科ガマズミ属に属する植物で、ムカシリと呼ばれることもあります。
オオカメノキという名前は、葉の形が亀の甲羅に似ていることからきています。
春には小さく白い花を沢山咲かせます。
秋になると赤い実をつけ、そのほとんどが鳥に食べられます。
葉も虫が好むので、よく食べられています。
それが別名ムシカリ(虫狩)の由来にもなっています。
「ガマズミ」と「オオカメノキ」の違い
ガマズミもオオカメノキもガマズミ科ガマズミ属に属しています。
葉の形に違いがあります。
ガマズミの葉は卵形か円形をしており、葉脈に沿って凹凸が見られます。
オオカメノキの葉は、亀の甲羅のような見た目をしています。
それからガマズミの実は、赤漬けという大根漬けを作る時に用いられます。
ガマズミを使うと鮮やかな赤い色に染まり、酸味も加えることができます。
その他にも健康食品やジュース、ゼリー等の素材として用いられることもあります。
まとめ
ガマズミとオオカメノキの違いは、葉の形にあります。
卵形や円形をしているのがガマズミで、オオカメノキの葉は亀の甲羅に似ています。
果実はどちらも果実酒などにできますが、ガマズミの方が漬物やドリンク、ゼリー等に用いられます。