この記事では、「カッサータ」と「カタラーナ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「カッサータ」とは?
イタリアが発祥の「カッサータ」は、シチリア島で登場した見た目が美しい伝統菓子です。
材料にリコッタチーズを使い、そこに生クリームを入れてよく混ぜ合わせたところに彩りが美しいドライフルーツやナッツを入れて、甘さを出すために刻んだチョコレートを入れた品の良いスイーツに仕上げます。
固めるため冷蔵庫に入れてよく冷やし、食べやすい幅に切って皿に盛り付けるわけです。
色は真っ白なチーズにドライフルーツがまるで宝石のようにちりばめるように入った見た目も華やかで、楽しめるお菓子になります。
「カタラーナ」とは?
スペイン発祥の「カタラーナ」は、カタルーニャ地方で生まれた伝統菓子です。
修道女がプリンを作ろうとしたら失敗してできたのがこのお菓子で、表面をガスバーナーで焼いて飴のようにします。
地元では熱い状態で食べるのが一般的な食べ方ですが、冷やしても濃厚な味が楽しめるお菓子です。
使う材料は卵黄と牛乳、砂糖、生クリームにコーンスターチを入れて固めます。
正式な名称は“CremaCatalana”(クレマ・カタラーナ)といい、スペイン地方の名とクリームをスペイン語で表した言葉を掛け合わせています。
「カッサータ」と「カタラーナ」の違い
「カッサータ」と「カタラーナ」の違いを、分かりやすく解説します。
生クリームとリコッタチーズを混ぜたものに、チョコレートやナッツ、ドライフルーツを入れて冷蔵庫で冷やし、固めたものを「カッサータ」といいます。
シチリアで生まれたこのお菓子は、爽やかなチーズの味と、まるでテリーヌのような滑らかさがある食感を楽しめるのが魅力です。
冷蔵庫から出して時間が経てばまた違う味を楽しめます。
もう一方の「カタラーナ」は卵黄に生クリーム、牛乳、砂糖を入れて火で加熱して熱をとり、冷蔵庫で冷やしてから表面をガスバーナーで焦がして作るところが違う点です。
また、風味付けにシナモンやレモン汁を加えるのも「カッサータ」と異なります。
まとめ
似ている名の伝統菓子ですが、使う材料や作り方、見た目に違いがありますので、実際に作ってみたり、お菓子サイトで見比べてみるといいでほしょう。