この記事では、「濡れる」と「湿る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「濡れる」とは?
「濡(ぬ)れる」とは、水がかかったりして、物の表面に水分がついたり、水分が中まで染み込むことを意味しています。
「濡れる」と似た意味を持つ語としては、「ビショビショになる」、「水浸しになる」、「水に浸かる」などがあります。
また、「濡れる」の反対の意味の言葉は、「乾く」、「渇く」になります。
そして、「濡れる」は英語で「get wet」と表記します。
「湿る」とは?
「湿(しめ)る」とは、乾いたものが少しだけ水気を帯びることを表しています。
または、陰気臭かったりして、沈んだ雰囲気のことを表しています。
「湿る」と意味が似ている言葉には、「湿気る」、「湿り気を帯びる」などが挙げられます。
また、「湿る」と意味が反対の語は、「渇く」、「乾く」です。
そして、「湿る」の英語表記には、「get wet」、「be wet」、「become wet」、「be damp」などがあります。
「濡れる」と「湿る」の違い
「濡れる」と「湿る」の違いを、分かりやすく解説します。
「濡れる」は物の表面に水分がついたり、水分が中まで染み込むことを表しています。
一方、「湿る」は物に少しだけ水分や湿気を帯びた状態を意味しています。
「濡れる」と「湿る」には、このような違いが見られます。
「濡れる」の例文
・『突然の夕立で、全身が雨でびっしょり濡れてしまった』
・『突然の雨に困らないように、晴雨兼用の傘を持って行くことにします』
「湿る」の例文
・『この洗濯物はまだ湿っていて乾いていないようだ』
・『食べきれない煎餅は湿らないように、乾燥剤を入れて密封しておきます』
まとめ
今回は「濡れる」と「湿る」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「濡れる」と「湿る」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。