この記事では、「近寄る」と「詰め寄る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「近寄る」とは?
「近寄る」は「ちかよる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「近くまでやってくる」という意味で、目的の物がある場所のすぐ側まで来ることです。
2つ目は「親しくなるようにする」という意味で、相手と付き合うようにすることです。
「近寄る」の言葉の使い方
「近寄る」は動詞として「近寄る・近寄った」と使われたり、連用形として「近寄りがたい」などと使われます。
基本的に「目的の人や物すぐ側まで移動してくること」に使われる言葉です。
「詰め寄る」とは?
「詰め寄る」は「つめよる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手のすぐ側まで迫ってくる」という意味で、相手に逃げられない様にしながら側まで少しずつ移動してくることです。
2つ目は「返答などを求めて強い態度で相手に迫る」という意味で、相手と対立する立場で、強気で要望することです。
「詰め寄る」の言葉の使い方
「詰め寄る」は動詞として「詰め寄る・詰め寄った」「詰め寄られる」などと使われます。
「詰め」は動詞「詰める」の連用形で「寸法や間隔を縮める」から転じて「相手にきびしく迫る」という意味があります。
基本的に、「相手に逃げられない様に側まで迫ること」「相手と対立する立場できびしく迫る様子」に使われる言葉です。
「近寄る」と「詰め寄る」の違い
「近寄る」は「目的の人や物すぐ側まで移動してくること」です。
「詰め寄る」は「相手に逃げられない様に側まで迫ること」「相手と対立する立場できびしく迫る様子」です。
「近寄る」の例文
「近寄る」の例文は以下の通りです。
・『犬に近寄らない様にする』
・『ポスターをよく見ようと近寄る』
・『彼女は美人過ぎて近寄りがたい』
「詰め寄る」の例文
「詰め寄る」の例文は以下の通りです。
・『春闘で社長に詰め寄る』
・『敵がじりじりと城まで詰め寄る』
・『浮気を問いただす為に彼氏に詰め寄る』
まとめ
今回は「近寄る」と「詰め寄る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。