この記事では、「獅子奮迅」と「孤軍奮闘」の違いを分かりやすく説明していきます。
「獅子奮迅」とは?
「獅子奮迅」は「ししふんじん」と読みます。
意味は、「激しい勢いでものごとに取り組み、華々しく活躍する様子のことのたとえ」です。
仕事や役割で、積極的なだけではなく、勢いをつけて次々にものごとをこなし、手柄を立てていく様子を表します。
「獅子奮迅」の言葉の使い方
「獅子奮迅」は慣用句として使われます。
「獅子」は「ライオン」のこと、「奮迅」は「勢い激しく活躍すること」という意味、「獅子奮迅」で、「ライオンが興奮して勢いよく暴れ回ること」になります。
仏教由来の言葉で、「お釈迦様が、非常に情熱的に説法したり、勢いのある言動をしたことにより、周囲の人々を圧倒することのたとえ」として使われています。
ここから転じて、「ものごとに勢いよく情熱的に取り組み活躍する人のたとえ」として使われる様になりました。
「孤軍奮闘」とは?
「孤軍奮闘」は「こぐんふんとう」と読みます。
意味は「だれの助けも受けずに、一人ですばらしく努力することのたとえ」です。
誰からも力を借りず、自分だけで一生懸命ものごとに取り組み、それなりに良い状態になっていることを表します。
「孤軍奮闘」の言葉の使い方
「孤軍奮闘」は慣用句として使われます。
「孤軍+奮闘」で成り立っている四字熟語で、「孤軍」は「助ける軍勢がなく、取り残された少数の軍勢」という意味、「奮闘」は「力を出し切って戦うこと」という意味、「孤軍奮闘」で「助けがなく、取り残された少数の軍勢が力を出し切って戦うこと」になり、ここから、「だれからも助けを受けず、一人で力をふりしぼって努力することのたとえ」として使われています。
「獅子奮迅」と「孤軍奮闘」の違い
「獅子奮迅」は「ものごとに勢いよく情熱的に取り組み活躍する人のたとえ」です。
「孤軍奮闘」は「だれからも助けを受けず、一人で力をふりしぼって努力することのたとえ」です。
まとめ
今回は「獅子奮迅」と「孤軍奮闘」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。