経済評論家などが、日本の経済の動向を解説しているような時に、「日銀による介入が全体の下支えとなり」というような言い方をします。
一般の会話ではあまり使われることがない言葉でしうが、この「下支え」とはどういう意味でしょうか。
また、「底支え」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「下支え」と「底支え」の違いを分かりやすく説明していきます。
「下支え」とは?
「下支え」とは、「したささえ」あるいは「したざさえ」と読み、全体のレベルがそれ以上落ちないように下から支えているという意味で使われている言葉です。
「底支え」とは?
「底支え」とは、「そこささえ」あるいは「そこざさえ」と読み、全体のレベルがそれ以上落ちないように底から支えているという意味で使われている言葉です。
「下支え」と「底支え」の違い
「下支え」と「底支え」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、全体のレベルを保つために下から支えているという意味で使うという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「下支え」よりもより深い部分から行うのが「底支え」であるということになります。
つまり、「下」よりももっと下なのが「底」というニュアンスの違いです。
しかし、元々は「底上げ」という言葉はありましたが「底支え」という言葉は使うことはありませんでしたが、数年前の労働組合のスローガンとして使われてことによって「底」という意味の重さを認識したことによって他でも使われるようになっています。
「下支え」の例文
・『日本経済の下支えとして機能する仕組みが必要です』
「底支え」の例文
・『底支えとはある意味では造語です』
・『労働者のステータスの向上には底支えと底上げが必要です』
まとめ
この記事では、「下支え」と「底支え」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。