「ボランティア」と「奉仕」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ボランティア」と「奉仕」の違いとは?違い

この記事では、「ボランティア」「奉仕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ボランティア」とは?

「ボランティア」とは、「志願兵」あるいは「自ら進んでことに当たる」などという意味をもっている英単語の「volunteer」を語源とする言葉です。

日本語で使われる場合は本来の英語の意味とは異なり、「無償労働」「社会奉仕活動」などという意味合いで用いられており、元々英語の「volunteer」には含まれていない「ただ(無償)で手伝う」などというニュアンスが強めの表現として使用されています。


「奉仕」とは?

「奉仕」とは、「自らの利益を考えずに他人のために力を尽くす」さまや「お客さんのために商品やサービスなどを特別に安く販売する」様子などを示す言葉です。

「見返りをまったく求めずに助力する」もしくは「自分の負担や手間などを考えずに力を尽くす」などというニュアンスで用いられており、「献身(けんしん)」ないし「奉公」などという語句と同じようなニュアンスで用いられています。


「ボランティア」と「奉仕」の違い

「ボランティア」「奉仕」は、どちらの言葉も「相手のために尽くす」などという意味合いで使われています。

先述のとおり日本語の「ボランティア」「自発的に自分の手を貸す」というニュアンスを含む表現ですが、「奉仕」はどちらかというと「半強制的に活動に参加して自分の手を貸す」というニュアンスを含んでいますので、双方の語句は異なっている意味をもつ表現であると言えます。

「ボランティア」の例文

・『ここ2年ほどビーチクリーンのボランティア活動を続けています』
・『介護施設におけるボランティア職員が不足しています』

「奉仕」の例文

・『来週の奉仕活動はどこで行われる予定でしょうか』
・『お客さま奉仕セールは明日から開始する予定です』

まとめ

「ボランティア」「奉仕」は、どちらの言葉も「相手のために活動する」などという意味合いで使われています。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら上手に使い分けるようにしましょう。

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