言葉を表現する方法は「レトリック」と呼ばれており、こちらは「メタファー」など様々なものが存在します。
この記事では、「レトリック」と「メタファー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「レトリック」とは?
「レトリック」は英語で“rhetoric”と書く言葉であり、こちらは文章を上手く伝えるために使われる表現や技術を示す時にも使います。
「レトリック」は日本語で修辞法や修辞技法と呼ばれています。
この「レトリック」は“Scheme”と“Trope”に分類することが可能です。
前者は文章の構成や配置を転換させるものを示し、後者は比喩を示します。
「レトリック」はこれ以外にも擬態法や擬人法、倒置法、反語、体言止め、省略法、パロディなど様々な種類が存在します。
「メタファー」とは?
「メタファー」とは英語で“metaphor”と書く言葉であり、日本語では隠喩と呼ばれています。
「メタファー」は比喩表現として色々な場面で使われており、こちらは比喩を明示する言葉を使わないのが特徴です。
このような形式の「メタファー」は古くから様々な物語や作品に使われてきました。
「レトリック」と「メタファー」の違い
「レトリック」は日本語で修辞法を示す言葉であり、文章や言葉を上手に伝える時に使う方法を示します。
「メタファー」は「レトリック」の一種であり、直接的な表現を使わない比喩として使われます。
「レトリック」の例文
・『小説のレトリックについて調べています』
・『レトリックの知識は仕事の文章でも割と使えます』
「メタファー」の例文
・『彼が長々と綴っている文章はとてもメタファーが多く、読むのが困難である』
・『この作品が示すメタファーは分かりやすいが、内容はとても鋭い』
まとめ
「レトリック」は文章や言葉を上手く伝える時に使う修辞法であり、この中でも「メタファー」は色々な場面で使われています。
「メタファー」の反対語は「シミリー」であり、こちらは直喩と表現します。