会社の勤めている人を区分する時に使う言葉には「役職者」や「役員」があります。
この記事では、「役職者」と「役員」の違いを分かりやすく説明していきます。
「役職者」とは?
「役職者」とは会社で特定の役職についている人を示す言葉であり、様々な種類が存在します。
この言葉に使われている「役職」は管理職以外にも様々な種類があり、それぞれの会社における立場や役割にも違いが存在します。
「役職者」が集まって行う会議を示す言葉には「役職者会議」があり、様々な議題やテーマが取り上げられるのが特徴です。
「役員」とは?
「役員」とは会社や組織の中核を担う役職を示す言葉であり、基本的には管理職を示すのが特徴です。
「役員」は主に取締役、監査役、会計監査、執行役または会計監査人が当てはまり、これに会長や理事長を加えることも可能です。
「役員」は通常の従業員と違い、株主総会によって選定や解任が決まる仕組みになっており、これの決定は委任契約となるのが特徴です。
「役員」に支払われるものは報酬となっており、一般的な給与とは違う形になります。
「役員」は会社の中心的な役割を果たすものであり、様々な権限を持っています。
「役職者」と「役員」の違い
「役職者」は役職を持っている人を示す言葉であり、管理職以外の人も含むのが特徴です。
「役員」は会社の中核を担う役職を示す言葉であり、こちらは基本的に管理職を示すのが特徴です。
「役職者」の例文
・『役職者リストを調べていたら、データのエラーが見つかりました』
・『役職者会議が開かれて、労働環境についての議論がなされました』
「役員」の例文
・『度重なるミスにより、役員の報酬を三か月返納することが決まりました』
・『株主総会によって重大なミスを犯した役員の解任が決定しました』
まとめ
「役職者」は管理職以外にも色々な役職についている人を示す言葉であり、「役員」は会社の中心的な役割を果たす管理職を示す言葉です。