この記事では、「乱読」と「多読」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乱読(らんどく)」とは?
「乱読」とは、「むやみやたらに読むこと」や「様々な書物を手当たり次第に読むこと」を意味する言葉であり、別の漢字を用いて「濫読(らんどく)」とも表記されます。
「乱読」の対義語には、「詳しく読むこと」や「細かな点まで注意深く読むこと」を意味する「精読(せいどく)」や「よく読むこと」を意味する「熟読(じゅくどく)」があります。
「乱読」の言葉の使い方
「乱読」は名詞や、動詞として「乱読する」というように使われています。
「多読(たどく)」とは?
「多読」とは、「本をたくさん読むこと」を意味する言葉です。
「多読」の言葉の使い方
「多読」は名詞としてや、動詞として「多読する」というように使われています。
「乱読」と「多読」の違い
「多読」は「多くの本を読むこと」という意味を表します。
対して、「乱読」は「(手当たり次第に)多くの本を読むこと」という意味合いが含まれています。
したがって、同じく「多くの本を読むこと」という意味を指す2語であすが、ニュアンスに微妙な違いがあるのです。
「乱読」の例文
・『むかし、ホラー小説にはまり片っ端から名著を乱読した』
・『子供の頃、図書館に新しい本が入荷しては乱読していた』
「多読」の例文
・『仕事の質の向上を図り、関連する書籍を多読した』
・『彼は大のマンガ好きであり、あらゆるジャンルの作品を多読しているらしい』
まとめ
・「乱読」とは、「むやみやたらに読むこと」や「様々な書物を手当たり次第に読むこと」を意味する言葉であり、別の漢字を用いて「濫読(らんどく)」とも表記されます。
・「多読」とは、「本をたくさん読むこと」を意味する言葉です。
・「多読」は「多くの本を読むこと」という意味を表すのに対し、「乱読」には「(手当たり次第に)多くの本を読むこと」という意味合いが含まれています。