この記事では、「約束」と「誓い」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「約束」とは?
必ず交わしたことを現実のものにすると決める意味がある言葉を「約束」【やくそく】といいます。
絶対に一度交わした取り決めは破るのではなく、やり遂げようとする気持ちを相手と交わすのです。
とくに、心が通う相手との「約束」は信頼関係を築くためにも絶対的なものであり、破れば裏切る行為となります。
「約束」を破れば絶交して、二度と口を聞かないこともあるわけです。
「誓い」とは?
神を前にして、絶対に成し遂げる気持ちを伝えることを「誓い」【ちかい】といいます。
例えば、これから試合を始めるときは、選手が違反せず、前向きに戦うという気持ちを人々の前で宣言しては「誓いを立てる」のです。
また、夫婦となる男女が「誓いのキス」をして、共に生活していきます。
このように、これから行なわれることに対して決意を表すため伝える行為を指すわけです。
「約束」と「誓い」の違い
「約束」と「誓い」の違いを、分かりやすく解説します。
相手と交わしたことを絶対に守ると誓い合うことを「約束」といいます。
また後日ここで落ち合おうと伝えたり、お土産を買ってくるように言われたら守る場面で相手に気持ちを伝えるのです。
もう一方の「誓い」は数人が同じ目的に向って頑張る気持ちを伝えて仲間意識を強めます。
「約束」は守るべき内容を2人の間で交わしますが、「誓い」は神や開催者の前で気持ちを伝えるところが違う点です。
「約束」の例文
・『同級生と3年後もまた学校で再開する約束を交わした』
・『祖母が好きな東京のお菓子を持って行くと約束した』
「誓い」の例文
・『結婚式でお互いに協力し合い、人生を歩むと誓いを立てた』
・『人を傷つけないと胸に手を当てて神の前で誓った』
まとめ
相手に信頼してもらえるよう自分が絶対に守るため交わす行為を表す言葉を2つご紹介しました。
どのようなことを伝えるかに注目し、使い方を工夫してみるといいでしょう。