この記事では、「これを渡してほしいんだけど」と「これを渡していただけますか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「これを渡してほしいんだけど」とは?
これを相手の手に移して欲しいのだけど、という意味です。
「これ」は、話し手が持っているものや、話し手のそばにあるものを指します。
「てほしい」は、「そうしてもらいたい」という意味です。
この言葉は、聞き手から誰かにあるもの渡してもらいたいときに用います。
Aさんが花を持っていて、この花をCさんに渡したいです。
AさんからCさんに直接渡しにくいので、AさんはBさんにお願いをすることにしました。
BさんからCさんに花を渡してもらうのです。
このお願いをBさんにするときに、Aさんがこの言葉を使います。
気軽に話せる相手に対して、このような表現をすることが多いです。
「これを渡していただけますか」とは?
これを相手の手に移してもらえるかと問いかける言葉です。
「いただけ」は「もらう」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表し、「か」は問いかけの意を表します。
問いかけの形で「そうしてもらえるか」とお願いをしています。
問いかけの形にすると、それをする・しないは相手の判断に任せることになります。
する・しないを相手が決めることができ、「それをするように」と命令をしているのではありません。
丁寧な言葉遣いをしており、目上の人やあまり親しくない人にこのような表現を使います。
「これを渡してほしいんだけど」と「これを渡していただけますか」の違い
「これを渡してほしいんだけど」と「これを渡していただけますか」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらにも、これを相手の手に移して欲しいという意味があります。
前者は気軽に話せるような相手に対して使うことが多いです。
後者は目上の人やあまり親しくない人に対して使います。
また、後者は問いかけの形でお願いをしています。
まとめ
伝える相手との関係に違いがあります。