この記事では、「ダウンバースト」と「竜巻」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ダウンバースト」とは?
「ダウンバースト」は、「竜巻」の一種で、積乱雲が発生してから、時間がたち、ピークになることで生まれる下降気流のことです。
なので、下に押し付けるような竜巻であるため、飛行機が「ダウンバースト」の直撃を受けると下にたたきつけられます。
なお、この竜巻は、エネルギーが下に移動という流れで下に流れ出したエネルギーがすべて分散すれば、消えてしまいます。
「竜巻」とは?
「竜巻」は、積乱雲によりできる上昇気流の渦です。
積乱雲は作り出される際、上昇する気流を生み出すため、「竜巻」が発生するのは、積乱雲ができ始めるころです。
逆に積乱雲が完全に出来上がると上昇気流は生まれなくなるので今度は下降気味の気流に変化し、「ダウンバースト」へと変貌します。
「ダウンバースト」と「竜巻」の違い
両者の違いは、積乱雲が作り出す気流が下降気流であるか、上昇気流であるかです。
下降気流である、「ダウンバースト」は、冷却された空気が地面に向かって走る叩きつける気流で「竜巻」は、上昇する気流なので、巻き込まれると上に上がります。
なお、積乱雲は、生成される際は、暖かい空気による上昇気流で生成され、「竜巻」になり、暖かい空気が冷えると今度は、急速に落下して「ダウンバースト」になります。
そのうえで、積乱雲は、上空と地上の温度差が開けば開くほど発生し、強力なパワーを持つ雲となるのです。
「ダウンバースト」の例文
・『ダウンバーストにより旅客機が墜落した』
「竜巻」の例文
・『竜巻が家の瓦をすべて巻き上げていく』
まとめ
「ダウンバースト」については、積乱雲が冷えて気圧が急降下することで生まれる下にたたきつける空気の渦です。
飛行機などが墜落する原因がこの「ダウンバースト」で「竜巻」は、上昇する気流ですが、これも飛行機が墜落する原因になります。
よって両者の共通点は、積乱雲になり、積乱雲ができ始めると「竜巻」ができるかも、積乱雲が出来上がり、時間がたって成長がピークになると冷却による、気圧の低下が発生して、「ダウンバースト」が起きるかもと考えるとよいでしょう。