この記事では、「クエン酸」と「酢酸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クエン酸」とは?
クエン酸は、くえんさんと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば分かる事でしょうが、シトロンの漢名であるクエンの文字に、すっぱい事等の意味がある酸の漢字を付け加える事で成立した言葉となっています。
以上の事からクエン酸は、柑橘類の果実に多く含まれている有機酸を示すのです。
「クエン酸」の言葉の使い方
クエン酸は、柑橘系の果実に含まれている有機化合物に用いられる言葉だったりします。
レモンを始めとする柑橘類に多く含まれており、爽やかな酸味を持っているので、このクエン酸は食品添加物としても積極的に利用されているのです。
「酢酸」とは?
酢酸は、さくさんと読むのが正しい読み方となっています。
漢字で記載されたこの言葉を見れば理解可能な事ですが、すや酸味のある液体の総称といった意味を持つ酢の漢字に、すっぱい味の液体等の意味を所有する酸の漢字を付け足す事により誕生した言葉です。
そのため酢酸は、酸味と刺激臭のある液体を表します。
「酢酸」の言葉の使い方
酢酸は、主に酢に含まれている有機酸の1種に対して使われる言葉です。
食酢等に含まれていて、無色透明で強い酸味と刺激臭を持っている液体に対して、この酢酸という言葉が使用されています。
「クエン酸」と「酢酸」の違い
クエン酸と酢酸の文字表記の見比べを行ってみると、クエンと酢という文字の違いがある事を直ぐに発見可能です。
所が後に続く酸の漢字は共通で、どちらも酸味があり食品添加物として駆使されていたりします。
とはいえクエン酸は、柑橘系の果物に多く含まれる有機酸です。
一方の酢酸は、酢に多く含まれる有機酸となっています。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字があるだけでなく、どちらも酸味を持つ有機酸という特徴があるのです。
ですがクエン酸は、柑橘類に含まれる弱酸に対して用いられる言葉となっています。
対する酢酸は、食酢等の酢に多く含まれる弱酸に対して使われる言葉です。