この記事では、「掘り起こし」と「発掘」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「掘り起こし」とは?
地面の中に埋めてある物を取り出すために行なうことを「掘り起こし」【ほりおこし】といいます。
道具を使って地中深くに埋めてあるお宝を探すとき堀って、見つけ出すといった意味で使われている言葉です。
使い方としては、「掘り起こした壷の中身を調べる」というように、財閥の財宝を掘り起こして中に金銭が入っているか確かめたり、貴重品はないかと調査するために行なう行為でもあります。
「発掘」とは?
土の中に何かないか探すために行なうことを「発掘」【はっくつ】といいます。
例えば、歴史上の有名な人物が埋めたとの噂がある埋蔵金を地面の中から探し出すために、手で丁寧に土を削りながらお金を探し出すのです。
海外では紀元前に栄えていた町の調査も兼ねて土を掘ります。
このようなところから「歌手を発掘する」といって、これから大きく成長して売れそうな人を見つけて育てるといった意味で使う言葉です。
「掘り起こし」と「発掘」の違い
ここでは「掘り起こし」と「発掘」の違いを、分かりやすく解説します。
土を掘って中に埋められている物を出すことを「掘り起こし」【ほりおこし】といいます。
ここから未開の土地を開墾するために土を掘り起こすという意味でも使う言葉です。
また、土中で育った芋を取り出すためにする行為でもあります。
もう一方の「発掘」は考古学の目線から実際にあった村や町を探るために行なわれるものです。
当時使われていた食器や道具、装飾品を見つけ出すのが目的で行なわれます。
また、恐竜や王といった存在していた生き物についても調べるわけです。
「掘り起こし」の例文
・『昔は栄えていた村の歴史を自分なりに掘り起こしてみた』
・『畑を開拓するため、新しい土地を買って掘り起こした』
「発掘」の例文
・『お金を募り、今後も王の謎を解き明かしていきたい』
・『発掘により、発見されていない大型恐竜の化石が見つかった』
まとめ
「堀」という漢字を使っている言葉ですが、探し出すか、調査するといった目的が違ってきます。
言葉の意味を深堀して、異なる点を見つけてみましょう。