「離れる」と「放れる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「離れる」と「放れる」の違いとは?違い

「はなれる」という言葉には「離れる」「放れる」の2つの表記が存在します。

この2つはどのように使い分ければいいのでしょうか。

この記事では、「離れる」「放れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「離れる」とは?

「離れる」とは、「距離があり隔たっている」という意味で使われる言葉です。

2つのものの間が広くあいていて距離があり接していないさまを表します。

一般的には2つの間に距離がある状態を表す場合は「離れている」という表現することが多く「離れる」「ある地点にとどまらず距離を置くように移動する」という意味で使います。


「放れる」とは?

「放れる」とは、「とどまっていた状態が終わりつながりがなくなる」という意味で使われる表現です。

動きの制限がなくなり自由に動ける状態になるさまを表します。

犬の鎖を解いたり柵を開けて牛を外に出したりなど、制限がなくなることで自由に動けるようになる変化を表す言葉です。


「離れる」と「放れる」の違い

「離れる」「放れる」の違いを、分かりやすく解説します。

「離れる」「放れる」はどちらも「はなれる」と読み、本来は「元いたところから別れて動く」という意味の言葉です。

2つの違いは「変化のどこに重点を置くか」です。

「離れる」は基準となる地点から距離を置くことに重点を置いた表現で、ある地点から遠ざかる位置の変化を強調しています。

「放れる」は元いたところとの結びつきからの解放に重点を置いた表現で、自由になったことを強調しています。

犬小屋から逃げ出した犬がどんどん遠くに行ってしまう様子を表すのが「離れる」で、首輪を外し束縛が失われ自由に動けるようになった様子を表すのが「放れる」です。

「離れる」の例文

・『自宅から離れる』
・『海外留学で日本を離れる』

「放れる」の例文

・『矢が弓から放れる』
・『フリーランスになるため会社を放れる』

まとめ

「離れる」「放れる」はどこに重点を置くかによって使い分けられます。

同じ行為でもとらえ方によって表現が変わるので注意してください。

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