この記事では、「ギザギザ」と「鋸歯状」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギザギザ」とは?
ギザギザとは、のこぎりの歯のような細かい刻み目のことをいいます。
また、その刻み目があることをギザギザと呼ぶこともあります。
ギザギザの語源は「キザキザ」で、細かく刻むことを意味していました。
刻むは「きざむ」と読むので、「きざ」を重ねて細かく刻む様子を表したのです。
江戸時代にはキザキザと言われていて、明治時代に入ってからギザギザに変化しました。
「鋸歯状」とは?
鋸歯状とは、のこぎりの歯のような形状のことをいいます。
鋸歯状と書いて「きょしじょう」と読みます。
「鋸歯」はのこぎりの歯のことで、それに似たギザギザになっているものも鋸歯状と呼んでいます。
植物の葉や恐竜の歯、病変などを表現する場合に用いられることが多いです。
「ギザギザ」と「鋸歯状」の違い
ギザギザはのこぎりの歯のように細かい刻み目のことで、鋸歯状ものこぎりの歯のような形状を指しているので意味に違いはありません。
ギザギザという方が分かりやすいですが、学術的な説明などでは鋸歯状が使われることが多いです。
「ギザギザ」の例文
・『古い10円玉硬貨には縁がギザギザになっているものがある』
・『のこぎりで切ったのか、切り口がギザギザになっていた』
・『このスカートはアシンメトリーのデザインで、縁もギザギザになっています』
「鋸歯状」の例文
・『鋭い鋸歯状の歯を持った恐竜だったと考えられます』
・『クレマチスは鋸歯状の葉を持った植物で、美しい花を咲かせます』
・『私は鋸歯状の刃が付いたハサミを持っています』
まとめ
ギザギザはのこぎりの歯のような細かい刻み目やその刻み目があることで、鋸歯状ものこぎりの歯のような形状を表しています。
そのため意味に大きな違いはありません。
日常会話などではギザギザという方がよく使われていますが、学術的な説明などでは鋸歯状といいます。