「口添え」と「口利き」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「口添え」と「口利き」の違いとは?違い

この記事では、「口添え」「口利き」の違いを分かりやすく説明していきます。

「口添え」とは?

「口添え」の意味は、傍から言葉を添えてとりなすことです。

言葉を添えて間に入り仲を取り持つ行為を「口添え」と言います。

「口を添える」と書いて「口添え」

交渉する場面や依頼する場面において、第三者が間に入り言葉によって仲介する際に「口添え」を使用します。

類語には「仲介」「取りまとめ」「斡旋」「橋渡し」などがあります。

「口添え」の敬語は「お口添え」となり、「口添え」頂いたことに対する感謝の気持ちを伝える際には「お口添えありがとうございました」といった形で伝えます。


「口利き」とは?

「口利き」の意味は、間に立って紹介や世話をすること、交渉などが上手い人、弁舌が巧みなことです。

加えて、口の利き方といった意味も「口利き」にはあります。

交渉の間に入り仲を取り持つといった意味がありますが、「口利き」の場合、その交渉などが上手な人といった意味があります。

類語には「斡旋」「架け橋」「仲立人」「鶏もち役」などがあります。


「口添え」と「口利き」の違い

「口添え」「口利き」の違いを、分かりやすく解説します。

「口添え」「口利き」には同じ交渉などの間に入り仲を取り持つといった意味があります。

加えて、「口利き」には、交渉や仲裁などを上手にこなす人といった意味があり、この意味において、「口添え」「口利き」には違いがあります。

また、「口添え」は補助的なニュアンスが強く「口利き」は積極的なニュアンスが強い言葉になります。

「口添え」の例文

・『部長の口添えのお陰で今回のプレゼンは成功したと言っても過言ではない』
・『先輩に口添えしてもらったお陰で交渉はスムーズに進みました』

「口利き」の例文

・『親戚の口利きで、なんとか内定を取ることができた』
・『部長に口利きしてもらうことはできないか事前に相談する』

まとめ

似たような意味を持つ言葉ですが、以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。

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