この記事では、「喉が鳴る」と「喉から手が出る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喉が鳴る」とは?
「喉が鳴る(のどがなる)」とは、ごちそうなどの美味しそうな食べ物を見て、それを食べたい欲求が起こり、うずうずすることを言います。
「喉が鳴る」と似たたとえとしては、「喉を鳴らす」や「食指が動く(しょくしがうごく)」などが挙げられます。
「喉から手が出る」とは?
「喉から手が出る(のどからてがでる)」とは、どうしても欲しくて欲しくてたまらない様子を表しています。
「喉から手が出る」の由来は、極度の空腹の時に、食べ物が欲しくてたまらない様子からきていると言われています。
「喉から手が出る」と似た意味を持つ言葉としては、「垂涎(すいぜん)」、「よだれが出る」などがあります。
「喉が鳴る」と「喉から手が出る」の違い
「喉が鳴る」と「喉から手が出る」の違いを、分かりやすく解説します。
「喉が鳴る」とは、美味しそうな食べ物を目の前にして、それを食べたい欲求が起こることを意味しています。
一方、「喉から手が出る」とは、食べ物に限らず、あらゆるものに対して、どうしても欲しくてたまらない様子を表しています。
「喉が鳴る」と「喉から手が出る」には、このような違いが見られます。
「喉が鳴る」の例文
・『ホテルのバイキング料理はどれも美味しそうで喉が鳴った』
・『先日、泊まった旅館の夕食が豪華で、喉が鳴りました』
「喉から手が出る」の例文
・『あの頃は喉から手が出るほど欲しかったのに、今ではそれほどでもなくなっている』
・『彼は長年、喉から手が出るほど欲しかった物をようやく手に入れることができて、とても嬉しそうだった』
まとめ
今回は「喉が鳴る」と「喉から手が出る」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「喉が鳴る」と「喉から手が出る」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。