この記事では、「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違いを分かりやすく説明していきます。
「岩牡蠣」とは?
岩牡蠣とはイタボガキ科マガキ属に属する二枚貝で、青森県から九州にかけて分布しています。
太平洋側にも日本海側にも生息しており、潮下帯から水深20mのところにいます。
エサはプランクトンです。
岩牡蠣は牡蠣の中では大きく、1kgを超えるものもあります。
夏に旬の時期を迎えます。
濃厚で味が濃く、少し苦みがあります。
流通している岩牡蠣は天然物が多いですが、養殖も行われています。
「真牡蠣」とは?
真牡蠣もイタボガキ科マガキ属に属する二枚貝です。
日本で牡蠣というと、真牡蠣のことを指します。
生のままでも食べられますし、焼いたりフライにして食べることもあります。
真牡蠣は冬が旬で、初夏から夏にかけて産卵した後は身が痩せて美味しくなくります。
旬の真牡蠣は旨味がたっぷり詰まっていて、クリーミーな味わいです。
流通している真牡蠣は、養殖されているものがほとんどです。
「岩牡蠣」と「真牡蠣」の違い
岩牡蠣も真牡蠣もイタボガキ科マガキ属に属する二枚貝ですが、大きさや味、旬の時期などに違いがあります。
岩牡蠣の方が真牡蠣よりも大きく、殻も厚くなっています。
身も大きいので食べ応えがあります。
それから真牡蠣は1年から3年かけて成長しますが、岩牡蠣は4年から5年かけて成長します。
味は岩牡蠣の方が濃厚で少し苦みがあり、真牡蠣の方がクリーミーです。
それから旬の時期は、岩牡蠣は夏ですが真牡蠣は冬になります。
また、流通している真牡蠣は養殖ものがほとんどですが、岩牡蠣は天然ものが多いです。
素潜りなどで採られた岩牡蠣が販売されています。
まとめ
岩牡蠣と真牡蠣の違いは、大きさや味、旬の時期などにあります。
岩牡蠣の方が真牡蠣よりも大きく、真牡蠣の方が小ぶりです。
夏が旬で味が濃厚なのが岩牡蠣で、冬が旬でクリーミーな味なのが真牡蠣になります。