「大山鳴動」と「竜頭蛇尾」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大山鳴動」と「竜頭蛇尾」の違いとは?違い

この記事では、「大山鳴動」「竜頭蛇尾」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「大山鳴動」とは?

一丁前に騒げるというのに、結果はちっとも振るわず、小さいといった意味がある言葉を「大山鳴動」【たいざんめいどう】といいます。

言葉の由来は大きな山が鳴って揺れたとき、驚いて外に逃げたのは一匹の鼠のみという意味からきている言葉です。

このようなところから、あれだけ大騒ぎした事件であっても、辞任したのはたった2人だけと世間が拍子抜けする状況を表します。


「竜頭蛇尾」とは?

出だしは力強くて勇ましいが、終盤に差し掛かるとまるで勢いがない様を「竜頭蛇尾」【りゅうとうだび】といいます。

顔は力強い竜のように立派でも、尾はひょろ長く、力が無い蛇の尾のように見えるところが弱さがある人に見えるのです。

このようなところから、体の前後の調和がとれていない状態を指します。

このようなところから、始まりはいいのに、終わりになると衰退して物事が終わるという意味になる言葉です。


「大山鳴尾」と「竜頭蛇尾」の違い

「大山鳴尾」「竜頭蛇尾」の違いを、分かりやすく解説します。

かなり大きな事件であったのに、クビになったのは1人だけという呆気ない結果に驚くことを「大山鳴尾」といいます。

もう一方の「竜頭蛇尾」の意味は、最初だけ力強く始まるというのに、最後の方はちっとも力なく終わってしまうのです。

初めの方は元気で勇ましく頼れるように見えますが、最後はまるで力なく、だらしないほど酷い結果に終わるという意味として使われています。

「大山鳴尾」の例文

・『不正行為が発覚した事件だったが、大山鳴動に終わった』
・『子供が誘拐されたと騒いだが、親戚の家にいたとは大山鳴尾だ』

「竜頭蛇尾」の例文

・『陸上選手はやる気に満ち溢れていたが、最後は竜頭蛇尾に終わった』
・『新商品を売り出したときは良かったが、竜頭蛇尾という結果になる』

まとめ

「尾」を使った四文字熟語をご紹介しましたが、どのような状況を表すかに着目しては自分なりに使い分けてみるといいでしょう。

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