「大概」と「大体」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大概」と「大体」の違いとは?違い

この記事では、「大概」「大体」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大概(たいがい)」とは?

「大概」は名詞と形容動詞としての用法と副詞としての用法を持つ言葉です。

名詞と形容動詞としては「物事の全部ではないが大部分」「物事のおおよその内容」「物事の程度などがありふれていることやその様」「物事の程度があまり極端にならないこと」「ある程度でやまておくことやその様」という意味を表します。

副詞としては「かなりの程度に達する様」「推測がかなり確かな様」という意味を表します。


「大概」の使い方

「大概」は名詞としてや形容動詞として「大概だ」のように使われています。

また、「物事の全部ではないが大部分」という意味として副詞的にも使われます。


「大体(だいたい)」とは?

「大体」には名詞としての用法と副詞としての用法があります。

名詞としては「細かい点を除く主要な部分」「全体を大づかみにしたところ」という意味を表し、副詞としては「物事の要点や数量などを大づかみに捉える様」「もとはと言えば」という意味を表す言葉になります。

「大体」の使い方

「大体」は名詞としてや副詞として使われています。

「大概」と「大体」の違い

「大概」「大体」はどちらも複数の意味を表しますが、その中に「物事の全部ではないが大部分」「全体を大づかみにしたところ」という意味が含まれています。

したがって、二語は類義語の関係に当たると言えるでしょう。

「大概」「大体」と同じような意味を表す類義語には「だいたい」「ほとんど」「おおよそ」などがあります。

「大概」にはその他に「概略」「たいてい」「ほどほど」などの意味を持ち、「大体」はその他に「そもそも」という意味を持ちます。

したがって、文脈によっては全く違う意味を表す言葉にもなるのでしっかり把握しておくようにしましょう。

「大概」の例文

・『この事件の真相を大概の人は知らない』

「大体」の例文

・『大体の人が彼の名前を知っている』

まとめ

「大概」「大体」はどちらも「物事の全部ではないが大部分」「全体を大づかみにしたところ」という意味を含みます。

したがって、先の意味においては二語は類義語の関係に当たります。

ただし、二語にはその他の意味も含まれているため、文脈によっては全く違う意味を表す言葉にもなるということでした。

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