特定の時間全てを示す時に使う言葉には「いつでも」や「始終」があります。
この記事では、「いつでも」と「始終」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いつでも」とは?
「いつでも」はどんな時でもという意味を表す副詞であり、様々な場面で使われています。
「いつでも」は常にという意味でも使うことが可能であり、「いつでも」大丈夫です」のように使われます。
この言葉に使われている「でも」は色々な場面で使われる言葉であり、内容が反するものを示す時の接続詞としても使うことが可能です。
「いつでも」はこの意味ではなく全てのものという意味として使います。
「始終」とは?
「始終」は「しじゅう」と読む言葉であり、始めから終わりまでを表す時に使います。
「始終」はこれ以外にもいつもという意味や絶えずという意味の副詞としても使われています。
「始終」の類義語には「終始(しゅうし)」があり、こちらも始めから終わりまで一貫した様を表す時に使うことが可能です。
「終始一貫」とは最初から最後まで態度や行動を変えないことを表す言葉です。
「いつでも」と「始終」の違い
「いつでも」はどんな時もという意味の副詞であり、「始終」は始めから終わりまでを表す名詞です。
「始終」は副詞的な使い方をすることが可能です。
「いつでも」の例文
・『その本を返すのはいつでもいいですけど、必ず感想を教えてくださいね』
・『彼はいつでも笑顔を絶やさない人だったが、流石に葬式の時は顔が暗かったです』
「始終」の例文
・『探偵の推理に対して始終無言だった容疑者が焦り出して、ボロを出し始めました』
・『彼は仕事中始終無言であることが多いが、その時流れてきた臨時ニュースには大声をあげました』
まとめ
「いつでも」や「始終」はどんな時もや常にという意味で使われている言葉です。
「いつでも」は色々な会話で使うことが可能であり、「始終」は文章や真面目な会話で使われています。