「いち早く」と「早々と」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「いち早く」と「早々と」の違いとは?違い

この記事では、「いち早く」「早々と」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いち早く」とは?

「いち早く」とは、「他の人たちよりも早い段階で」あるいは「誰よりも最初に」などという意味合いで使われている言葉です。

「一番早く」というニュアンスで使われている語句ですが、漢字では「一早く」ではなく「逸早く」と表記されている文言で、「迅速に」または「たちまち」などという語と同じようなニュアンスで用いられています。


「早々と」とは?

「そうそうと」もしくは「はやばやと」などという読み仮名で使われている「早々と」とは、「物事をすぐに行う」さまや「時間をおかずにあることに取り組む」様子などを示す言葉です。

使われる読み仮名によって少々異なるニュアンスをもつ表現で、「早々(そうそう)に帰宅します」「すぐに帰宅します」という意味で使われており、一方「早々(はやばや)と帰宅します」「急いで帰宅します」というニュアンスで用いられているという違いがあります。


「いち早く」と「早々と」の違い

「いち早く」「早々と」は、どちらの言葉も「一番早く」などという意味合いで使われているとても似た文言として使われています。

しかしながら「いち早く」がもつ「誰よりも一番先に」というニュアンスは「早々と」には含まれておらず、「早々と」「すぐに」または「早めに」などというニュアンスで用いられていますので、双方の語句がもっている意味は一部異なっていると言えます。

「いち早く」の例文

・『いち早く帰宅して今日から始まる新しいTV番組をみるつもりです』
・『新製品はいち早く試していただきたいと思います』

「早々と」の例文

・『駅前にオープンしたレストランに早々と行ってきました』
・『金曜日は早々と仕事を切り上げましょう』

まとめ

「いち早く」「早々と」は、どちらの言葉も「早めの対応で」などという意味合いで使われている似たような言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。

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