この記事では、「発露」と「発覚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発露」とは?
隠していたことや心の中にあることが外に現れることを意味する言葉です。
発露することは、自分の意志で行うこともあれば、偶然や他人の行動によって起こることもあります。
また、発露することによって、自分の本当の姿や考え方が明らかになります。
発露は、名詞としても動詞としても使用可能です。
「発覚」とは?
人に知られないようにしていた悪事や陰謀が人に知られてしまうことを意味する言葉です。
発覚することは、自分の意志とは関係なく、証拠や証言、調査などによって起こることが多いと考えられます。
発覚することによって、自分の行いや立場が問われたり、罰せられたりすることがあります。
発覚は、名詞としても動詞としても使用可能です。
「発露」と「発覚」の違い
「発露」と「発覚」の違いを、分かりやすく解説します。
「発露」と「発覚」の違いは、発露することは隠していたことが一般的に知られることですが、発覚することは隠していた悪事が特定の人や組織に知られることです。
また、発露することは悪いことだけでなく、良いことや中立的なことも含みますが、発覚することは悪いことに限られます。
他にも、発露することは自分の内面や本質に関することが多いですが、発覚することは自分の行動や結果に関することが多いと言えるでしょう。
「発露」の例文
・『彼女は自分の作品に、己のもつ感性を全て発露している』
・『彼女は不器用な人間なので、彼に愛情を発露することが上手くできない』
「発覚」の例文
・『彼女の不正行為が発覚し、失格となった』
・『彼は自分の浮気が発覚しないように、細心の注意を払っていた』
まとめ
「発露」は、隠していたことや心の中にあることが自然に外に現れることです。
その一方で、「発覚」は、人に知られないようにしていた悪事や陰謀が人に知られてしまうことです。
つまり、「発露」は、自分の意志に関係なく表に出てしまうことを指しますが、「発覚」は、他人の調査や偶然によって明るみに出ることを指します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。