この記事では、「持ち回り」と「公平に」の違いを分かりやすく説明していきます。
「持ち回り」とは?
持ち回りとは、一つの物事がそれに関係する人に順次回っていくことをいいます。
例えば、飲み会の幹事を持ち回りにする場合、同じ人が幹事を続けるのではなく毎回幹事が変わることを指します。
持ち回りには役割や当番を回すという意味があり、何かの役割や当番がそれぞれ順番に巡ってくることを表しています。
「公平に」とは?
公平にとは、判断や行動、処理などが公正でかたよりがないようにという意味です。
特定の人をえこひいきしたりしないという意味もあります。
「公平」には全てのものを同じように扱うという意味があり、「公平に分配する」とか「公平に扱う」といった使い方をします。
「持ち回り」と「公平に」の違い
持ち回りは一つの物事がそれに関係する人に順次回っていくことで、公平には公正でかたよりがないようにという意味です。
公平にするための手段の1つとして、持ち回りがあります。
例えば飲み会の幹事をずっと同じ人が行ったり決まった人だけが行うという場合、負担が大きい人と負担が少ない人が出るので不満に感じることもあると思います。
それを持ち回りにすることで、負担が分散されるので公平になるのです。
「持ち回り」の例文
・『この地域ではゴミ捨て場の掃除を持ち回りで行っています』
・『都道府県の持ち回り方式で開催されているスポーツ大会です』
・『首脳会議の議長は持ち回りです』
「公平に」の例文
・『教師は生徒を公平に扱わなければならないが、手がかかる子とかからない子がいるのでなかなか難しい』
・『そのホールケーキを公平に分けてください』
・『負担を公平にするためにはどうしたらいいでしょう』
まとめ
持ち回りは一つの物事がそれに関係する人に順次回っていくことで、公平には特定の人をえこひいきしたりしないということを表しています。
公平にするための手段の1つとして、持ち回りがあります。