この記事では、「責任感」と「リーダーシップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「責任感」とは?
「責任感」とは、「与えられた仕事や作業などを最後までやり遂げようとする気持ちをもっている」さまや「責任をもって任務を遂行する」様子などを示す言葉です。
「あることについての責任を重んじて、それをしっかり果たそうとする気持ち」を表しており、「問題意識をもつ」または「使命感を抱く」などという語と似たようなニュアンスで使用されています。
「リーダーシップ」とは?
「リーダーシップ」とは、「指導」もしくは「先導」などという意味をもつ英単語の「leadership」を由来とする言葉です。
外来語として使われる場合は、「統率力」あるいは「組織を率いる能力」などというニュアンスで用いられており、チームを引っ張って行動を促していく力をもっているなどという意味合いで使われる文言です。
「責任感」と「リーダーシップ」の違い
「責任感」と「リーダーシップ」は、いずれも組織やチームなどを率いていく際に必要となる要素などとして知られた言葉です。
「責任をもって取り組む」という意味合いの「責任感」は、「リーダーシップ」の中の一部の要素という考え方もできますが、反対に「責任感」を構成する中には「リーダーシップ」が入っているとはいいがたい状況の関係性をもっています。
簡単に言えば「責任感」は「やり遂げる力」、「リーダーシップ」は「成果を出す能力」という違いで覚えれば分かりやすいでしょう。
「責任感」の例文
・『メンバーひとりひとりが責任感をもって仕事に取り組むべきでしょう』
「リーダーシップ」の例文
・『どんな状況においてもリーダーシップを発揮できる人は胆力が素晴らしいですね』
まとめ
「責任感」と「リーダーシップ」は、どちらの語句もある物事を複数人で進める際などに必要となる要素になります。
それぞれの言葉には微妙なニュアンスの違いがありますので、使用する場面や状況などによってうまく使い分けるようにしましょう。