この記事では、「巻き肩」と「猫背」の違いを分かりやすく説明していきます。
「巻き肩」とは?
「巻き肩」は「まきかた」と読みます。
意味は、「肩甲骨が前方へ移動して、肩を内側にすぼめる様に丸まった姿勢のこと」です。
「巻き肩」の言葉の使い方
「巻き肩」は名詞・形容動詞として「巻き肩だ・である」「巻き肩矯正」などと使われます。
「巻き」は動詞「巻く」の連用形で「物のまわりにゆるみのないようにからみつける」「長い物・平らな物の一端を軸にして丸める」という意味、「肩」は「人の腕が胴体に接続する部分の上部」という意味、「巻き肩」で「腕と体の接続部分の骨が内側にまるまった姿勢」になります。
「猫背」とは?
「猫背」は「ねこぜ」と読みます。
意味は「背中全体が丸くなり、首がやや前に出る姿勢のこと」です。
「猫背」の言葉の使い方
「猫背」は名詞・形容動詞として「猫背だ・である」「猫背になる」などと使われます。
「猫背」は動物の「猫」の様に、背中を丸くすることに由来しています。
「猫」は背中を丸めた状態からバネの様に身体を動かして俊敏な動きをします。
ここから転じて、「猫の様に背中を丸めて首が前傾する姿勢」に使われる様になりました。
基本的に、良くない姿勢を指摘する言葉として使われます。
「巻き肩」と「猫背」の違い
「巻き肩」は「腕と体の接続部分の骨が内側にまるまった姿勢」です。
「猫背」は「猫の様に背中を丸めて首が前傾する姿勢」です。
「巻き肩」の例文
「巻き肩」の例文は以下の通りです。
・『自分の写真を見て巻き肩に気づく』
・『巻き肩を治す為に矯正ベルトをする』
「猫背」の例文
「猫背」の例文は以下の通りです。
・『同僚から猫背になっていることを指摘される』
・『猫背が原因で肩がこる』
まとめ
今回は「巻き肩」と「猫背」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。