この記事では、「新鮮」と「目新しい」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「新鮮」とは?
今まで見たこともないほど目新しく感じるものを「新鮮」【しんせん】といいます。
滅多に人の前には出ない貴重な物に対してよく使われている言葉です。
また、店では「新鮮な果実」というように、木からもぎたての果物に対して使えば、より消費者へ産地から採ったばかりで、みずみずしいと伝えられます。
このように、より鮮度が良い新しい食べ物を魅力的に伝えられるのです。
「目新しい」とは?
独創性があり、今までにない物を見たとき「目新しい」【めあたらしい】といいます。
多くの人が見たこともない形であったり、色の物に対して驚きと強い興味を持つとき使われている言葉です。
このようなところから、今までにない返答したり、発想するときにも使います。
それほど通常にはない思いつきは斬新と感じたり、面白いと受け止めて商品の開発に取り入れる企業があるのです。
「新鮮」と「目新しい」の違い
ここでは「新鮮」と「目新しい」の違いを、分かりやすく解説します。
海から獲れたてなので活きが良い魚であったり、畑から収穫したばかりでみずみずしい野菜で「新鮮」と消費者に伝えます。
もう一方の「目新しい」は、まだ市場に出ていないほど見た目や味が独創的で新しいと感じる物に対して使う言葉です。
この2つの大きな違いは、「新鮮」は食品がいかに入荷したばかりと伝えるときに使われていますが、「目新しい」は物だけではなく、発想に対して使われているところが違います。
「新鮮」の例文
・『北海道に住む漁師の兄から、新鮮な帆立を発送してもらった』
・『新鮮な葡萄は甘みが強く、形も美しいので贈答品として選ぶ』
「目新しい」の例文
・『部下の発想は目新しいので、企画に取り入れることにした』
・『外国人にとって着物は目新しい衣類となり、お土産品として選ばれる』
まとめ
「新」という漢字を使った言葉ではありますが、鮮度を表すのが「新鮮」で、人目に初めて触れるものは「目新しい」と使い分けてみるといいでしょう。